家計簿と第二作目
CMと映画はまったく別物だ。いまや、いろいろなツールを使ってダダ流しでいろんな情報が流れています。
管制室の写真をブログに載せたり、ツイッターで韓流批判したり。
映画の予告編もTVやネットを通じてだれでも簡単に見れるもので。
さて、今回はこの二作品。
「武士の家計簿」、「相棒劇場版Ⅱ」けっこう注目作品の二作。
一つは武士映画の異色作。武士っていったら刀で切った張ったの大立ち回りが主流ですが、この作品では刀ではなく、そろばんを武器にした武士の話。
で、もう一本がいまや若者のTV離れが叫ばれる中、お化け番組となったテレビ朝日の人気ドラマの「相棒」劇場版2本目。できれば、劇場で見たかったのですが、時間がなかったのでDVDで見ます。
「武士の家計簿」(公式HP)
あらすじで語られていますが、現実に居た武士のお話を映画したものらしいです。
ここで表題が関係してくるのですが、CMで綾小路きみまろさんがナレーションしているちょっとコミカルなCMを見てしまってそのイメージが強く残っていたんですけど。
たぶん、これがいけなかったのかもしれませんが、やはり史実に基づいたお話だったので、きみまろさんが担当していたCMのようにコミカルでもなんでもなかったです。
ある武士の記録って感じでした。そこの所が少し残念でした。まあ、そういう見方をしなければ、いい作品というかしっかりしたものでした。
で、ネタバレなんですけど。残念な点。
まず、借金のデカさが分かりづらかった。予備知識があったらわかったかもしれないけど、石高とか禄とか言われてもちょっとね。そこでどれぐらいの借金があって、どれだけ困窮しているかがわかりづらかった。説得力が弱かった気がします。
あとは、鯛の絵をお祝いの会に出席した人たちが持って歩くシーンがありましたが、このシーン別段いらなかったかな・・・・泳いでいるみたいに高さがだんだんになっていましたが、もし、このシーンを入れるのなら、別段普通に持っていてもよかった気がします。
あとはやはり、激動の時代にしては何も起こらな過ぎかな・・・・まあ、史実のストーリーなので仕方ないかもしれないですが、やはり、ここでもCM効果が出ている気がします。藩の一大事だとか、そういうのをそろばんで救う展開のほうが面白かったかも。
あとは、堺さんが老けてきているのに、仲間さん老けてない・・・・
でも、時代劇としては異色だったし、幕末時代の地方版としての物語としては面白かったです。幕末が好きな方とかは見てると新鮮かもしれない作品でした。
で相棒劇場版Ⅱ(公式HP)
自分は神戸さんが出てきはじめたころから見ている、第二世代?あんまり批判できません。好きですからね。寺脇さんバージョンほとんど見てないですけど・・・
まず一言。重厚でしたね。テーマが「正義」だったと思いますが、テレビ朝日系列の重い感じがよく出てましたね。たぶん、TBSが制作すると「ほのぼの系」になるような気がします。
びっくりというかまあ、予告編みて、分かっていたのですが、現在進行形のドラマの重要キャラを殺してしまうっていうのが、驚きでした。この作品でも、黒幕的に暗躍につぐ暗躍。まあ、言えばその死に方がちょっとね。犯人も唐突?
褒めるのはへたくそなんで、あんまり書かないでおこう。とにかく、ファンの方は必見だし、ファンでなくとも、楽しめる一本ではないかと思われます。
次は何を見ようかな・・・・
| 固定リンク
「映画の感想」カテゴリの記事
- こんなに出てれば、劇に集中できません。(2011.09.26)
- 家計簿と第二作目(2011.09.13)
- 映画のDVDを見たよ!(2011.08.30)
- 夏、空、YES!(2010.09.08)
- ハゲタカ(2009.06.12)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント