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2010年7月18日 (日)

参議院選を振り返って

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ほぼ全国的に梅雨も明けて、いよいよあの熱い夏が帰ってきました。ていっても毎年、一回はくる厄介者。まあ、農作物には大切な実りの季節。稲穂が頭を垂れるのももうすぐです。

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たぶん、アジサイ?雨に濡れる花弁もいいですが、日光に耐える姿もまた、乙なものです。

さて、今回語るのは、先の参議院選。結果的に民主党の大敗という形になっていますが、選挙戦の大きな争点となったのが消費税。でも、国民たちの答えはこれまでの民主党の中間審査。消費税やほとんど争点にもなりませんでした、普天間問題とか、これからの日本の指針をかけて、投票を行ったようには思えません。自民党は勝った勝ったと大喜びをしていますが、勝って兜の緒締める。そうしたほうが自民党にとってはいい結果を得られるように思います。

民主党の党首、現総理大臣の管さん。就任当初、内閣支持率が急回復したのを見ると、国民の期待は大きかったのは事実。

市民政治上がりの政治家で、期待できる、背景をお持ちだったのですが、ふたを開ければ、今まで、近年、自民党や前首相の鳩山さんのようなとてもリーダーとは呼べない人柄、とてもびっしと一本、軸があるわけでもなかった。

それが支持率の低下につながって、支持率急回復を見込んでいた、民主党の執行部の思惑は大きく外れることになった。

選挙戦でも、官さんのボロが出るばかり。今回の選挙、民主党が負けただけという人もいますが、そういう側面も大いにあったということです。

そうなると、自民党を選んだのかというとそういうわけでもない。ほとんど、自民党の政策が話題に上ったかというとそういうわけでもない。話題はほとんどW杯と本田だけだったような。

では、なぜ、自民党に入れたかといと「民主党に冷や水」という側面が強かった気がします。まあ、民主党のまずい攻めにも助けられた気もしますが。

自民党の総裁、人気なしの谷垣さんは一本指を掲げて、満面の笑みで会見しておりましたが、ワイドショーで流れていたのは、自民党より、みんなの党の渡辺代表だったりします。

新潟でも、この流れは継承していて、民主党に鞍替えした、田中なおきさんが田中まきこさんのバックアップを受けて、早々と当選。そして、自民党の中原さん、一本に絞ったおかげで一席を確保。党勢の衰退、著しい社民党の近藤さんは無所属になって、なんとか浮動票を確保しようとしましたが、やはり組織の力がものを行った形になってしまった。

さて、みんなの党の話が出ましたが、野党が軒並み議席を減らす中、一気に議席を回収したみんなの党。その姿は、どうにも去年、勝った民主党の姿がちらつきます。

たしかに、言っていることは正しそうに見えますが、本当に正しいのか疑問に思えます。小さな政府を目指しているようですが、その前に、やることがいっぱいある。

公務員削減に大きな壁となる労組。それに果敢に挑んで、結局、島流しになった渡辺代表。復権果たした形になりますが、いまだに足元には火種が残っているようです。

クリーンイメージの「みんなの党」渡辺喜美代表 金まみれゴシップが噴出寸前!? 日刊サイゾー

ただ、こういう展開みていると、一番足を引っ張っているのはマスコミなのかなとも思えたりしてきます。

さて、これから国会は、ねじれ状態での開会となるわけですが、法案は今のままでは通らないわけですが、野党のみなさん、「反対」一辺倒ではなく、日本のために折れる所は折れて、折れない所は折れないという姿勢をつらぬいてほしいな。

自民党みたいに意地になって、ばかみたいに反対、反対言っていると、駄目になります。

民主党も恥を忍んで、日本のために協力してくださいと頭をさげる、器量をみせてほしいね。これ以上の停滞はほんとうに死刑宣告になりかねません。

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