各局を蹂躙する怪物。その名は池上彰
はい。お疲れ様でつ。青色フクロウでつ。
今回の記事は自分発進なので、まあ、いつものひがみ根性丸出しで行きますよ。
モンスターとは言い過ぎかもしれませんが、本当に、各局のニューズ番組に引っ張りだこのこの人。
「わかりやすいニュース」の代名詞のような人です。だって、出演する番組名に「分かりやすい」という感じの形容詞がいつもついていますから。現在、テレビ朝日系列で自分の冠報道番組というかバラエティのようにも見えますが、「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」が放送中です。
その他にも、各局の報道番組に解説として呼ばれたりと、確固たる地位を確立しておりますが、「ちょっと出すぎじゃない」とも思っているのですけど(ここら辺がひがみだね)。
たしかに、ニュースを分かりやすくすることに対して、それはニューズ離れというかそういった社会一般に対して離れがちな日本国民にしてはいいことをしているように思えます。
おいらも、そうも思えるのだけど、ちょっとね。解説しすぎというかそこまで世話しなくてもという感想を持ったりしている。
これは、先に書いた、「池上彰出過ぎ!!」ということではなくて、最近なんでも解説して分かりやすくしようしようという報道側に対しての警鐘というか。
そもそも、今までそうだったかというとそうではなくて、たしかに分かりにくい所もあったと思うけど、新聞、TVではいちようにそのことの発端と原因、背景やらを説明し、読者、視聴者に分かってもらおうとしてきた。
学生時代だけど、おいらは新聞を読むことに突出してこだわっていて、あほみたいに毎日発刊されている新聞を読み漁っていたものです。(まあ、今では経済的にも時間的にもできませんが。)まあ、分かりきったことですが、おいらはそんなに頭もよくないわけで、でも新聞などを読めば丁寧に、字数の制限はありますが、大抵のことは分かる内容でした。
しかし、今の時代、まあ池上さんを筆頭にするのは申し訳ないのだけど、1から10まですべてを丁寧に、かつ分かりやすく説明することにこだわっているような気がする。それを悪いことと断罪するのは難しいかもしれないが、受け手側のおいらたちの読みとく能力だったり、理解力だったりが低下している証拠のように思えて仕方ない。
受け手側の能力の低下で、ニュースを今までどおりに流しても、あるいは載せて伝わらない。では、丁寧かつ分かりやすく説明しようと。いうかんじ。まあ、単に制作側の姿勢を批判したいわけではなくて、受け手側の力を鍛えようとしないことに一抹の不安を感じている。
たしかに解説はわかりやすいのだけど、それをうのみにしていいのかという疑問も同時に浮かんでくる。てか、分かりやすいニュースって、1から教えてくれるから鵜呑みにしやすいし、分かってそれで終わり。受け手側に考えさせるってことを残していないだよね。
情報になってしまっているのだ。つまり、その後の展開もなしで「へー」で終わってしまうようながする。やはり、もうちょっと、受け手側に考えるというか疑問に思わすってことも大切なのではないでしょうか?
それともう一つ。上の内容に似通ってくるのですが、わかりやすいニュースっていうのはやはり、一回、個人-人のフィルターを通しているわけで、どうしても一方の見方しか出来ないような気がします。ニュースにはいろいろな人が関わって、いろいろな原因があるわけだけど、それを分かりやすくするために、いろいろな原因を省くってことがあると思う。
たとえば、極論になっちゃうかもしれないけど、中東あたりの事件や事柄、対立構造を考えてみれば、それぞれの立場があって、それぞれの意見がある。それを分かりやすく、説明というのは非常に難しいし、難しいからこそ、解決も難しい。でも、分かりやすく説明すると一方の説明に偏ってしまう。
それがどうにも、情報操作につながるように思えて仕方ない。一個の入り口で、一個の出口。それで事件や事柄の見方が決まってしまう。事柄にたいして、もっと入口があってもいいと思うし、もっと出口があってもいいと思う。
今回、池上さんを筆頭にあげましたが、他にもいっぱいいるわけだ(たとえば嵐の桜井翔とか)。そういう分かりやすくっていう取り組みをしている人は。
まあ、結論とすれば、もっと疑問とか考える余地を残して、報道したほうがいいんじゃないの?ってこと。分かりやすいニュースってやっぱりがちがちに固められているわけだし。
まあ、やはり、ほどほどがちょうどいいと思うな。そこが難しいのだけど。目分量なんだよね。あいまい。
人間自体、あいまいにできているのだから、あいまいぐらいがちょうどいいというかしっくりきちゃうんだけどね。
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コメント
池上彰って相当の反日ぽいので、彼のいうことすべてが真実ではないと思ってみてください。
投稿: いちろう | 2010年6月30日 (水) 09時22分