ふたつの名門のこれから
記念すべき400個目の記事がアルビ関係ではないのだけど、やはり、触れておきたい内容だったので、これにしました。
千葉、奇蹟ならず、ついに降格 スポニチさん
横浜、木村監督解任、OB木村氏、新監督に就任 スポニチさん
今週発売のサッカーマガジン、サッカーダイジェストなどに取り上げていました。千葉は長年二部の経験はなく、これまでずっと一部でやってきたチームだそうで。
どちらもJリーグ以前からの日本リーグ時代からの日本サッカーの基礎を担ってきたチームであり、名門と呼ばれるに値する経歴をたどってきた。
まずは、千葉について。
千葉については前にも書いたとおり、今回の降格はある意味、仕方のないことなのかもしれない。
現場サイドとの確執や内紛、そして監督の交代、すべてが悪循環のように回ってしまった。また、千葉は近年、若手を活用し、ナビスコ杯などを制するほどの若手育成のチームだった。今で言うところのサンフレッチェ広島。
千葉ユースのコーチ大量解雇へ 日刊さん
これもまた仕方のないことなのかもしれないが、本当に彼らだけを切って、良くなるものだろうか?
ほかのチームだってユースの昇格がなくともうまく行っているチームはいくらだってある。今回の手段は必要な血かも知れないが、もっと改めるべきものがあるように感じる。
やはり、フロントなのではないかな?今年の夏までリアクションサッカーを敷いてきたミラー前監督を解任し、江尻新監督にバトンタッチさせる。
雑誌でも言及はありましたが、確かにチームを昔のような流動性溢れるチームに作り変えるのにはいいかもしれないが、残りのJを戦い抜くには新人監督には荷が重すぎたのではないか?しかも、続投は規定路線のようみたいだし、夏のころから、降格を意識していたのではなかったのだろうか?
降格には大量の出血を伴うよ。それが判っているのならいいけど、どうにもわかってないようなので忠告しておきましょう。
次は横浜さんの話。
今年、全然優勝争い等に絡まなかった横浜さん。今オフどうにもゴタゴタが続いているようです。
では、まず新監督の木村さんついて、書きたいのですが、はっきり言って、新人監督さんなのでなんとも言えませんね。名選手だったことは知っていますが、どんなサッカーを目指すのかとか、傾向とかなんにもわかりませんね。
ただし、不安はあります。新人監督にいきなりチームを任せてもいいものか。
「名選手は必ずしも名監督にあらず」
数年前にも、アルビも同じことをしました(S級取ったばっかりの反町氏の監督就任)。ただ状況がかなり違うし、なんと言っても舞台はJ1。どうなるのか見ものでもあります。
TV中継の解説に座っているのはよく見ますが、それぐらい落ち着いてやれるのか疑問です。
これまた、サッカー雑誌で読んだ話ですが、どうやら横浜のフロント内部での権力移行があったらしく、それで現木村浩吉監督の解任になったそうです。
その発端が俊輔獲得に失敗した横浜Fの社長が入院してしまい、新しく親会社の日産から送り込まれた役員が解任に動いたらしい。
雑誌の話を鵜呑みにすれば。
でも、それより問題なのは、またも信用を裏切るようなことをしたことだ。
去年、前監督の不振の尻拭いをする形で、就任した木村浩吉監督。一時、残留も危ぶまれていた状況から脱し、クラブ側は3年契約を新たに結んでいた。
そのさいにクラブ側から、育成を主眼においた運営を任され、そして、木村浩吉監督はそれを今年やった。世界の大恐慌の中で、親会社からの支援も得られず、外国人の補強も極力抑えたチーム編成でよくやっていると思う。
しかし、シーズン終盤でのこの解任劇。
どうにもフロントが成績不振に絶えられず、監督の交代。
来シーズンの補強などの戦力編成に入りつつあった現監督は激怒だそうです。
「このクラブで仕事をすることはもうない」と言ったとか言わないとか。
浦和の時も書いたけど、ほんとうに名門のチームは一回、甘い汁を啜っているのでどうにも我慢が出来ないようですね。サッカーっていい選手を獲ったから良いサッカーが出来るかというとそうでもないし。お金だけがサッカーじゃないんだよ。
耐えしのぐときはしのいで、初めて成果でるものだと思っております。
耐えるべき時に耐えないと、そのあとの成果もついてこないと思うけど。
さてさて、このふたつの名門さんが来期以降どうなることやら。
アルビの新監督に木村浩吉氏でもいいんじゃない?と思ってしまう青色フクロウでした
ではでは。
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