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2009年6月12日 (金)

ハゲタカ

はい、ただいま、絶賛公開中の映画「ハゲタカ」の感想を書きます。

もともとはNHKのドラマが映画化されるというかなり異例の展開を迎えているこの作品。
リアルタイムで放送されているのを見過ごしているため、再放送を見ていたおいらですが、このドラマはかなり面白いと思うよ。

たぶん、経済の勉強資料としてもけっこうな評価をもらえるのではないかと勝手に評価するぐらい面白いです。まあ、なんの学のないおいらが言うことではないのかもしれませんが・・・・

このドラマの面白さは、時事です。
時事ネタを当事者の視点から描いているので面白いのではないでしょうか?
テレビ放映されていた時期は・・・・

例のライブドアや村上ファンドなどが世間をにぎわしていた頃で、表ざたにはならない騒動を描ききっているのに面白みが尽きると思います。

やっぱり日本人の野次馬感情みたいなものでしょうかね・・・・

映画の内容は大まかに言えば、企業買収に対する攻防戦を描いたものですが、そこに今問題になっている「派遣切り」や「金融危機」、など多くの問題を織り交ぜていく姿が描かれています。

たぶん、その一つひとつが報道番組で取り上げられているもので、多少なりにも耳にした感じが・・・・

そこでおりなす人間模様を。
まあ、劇中とはいえそこには、人の生活が見え隠れしているので、現実感を醸し出しているのかもしれません。そこが本当に面白い。

「お金」ってなんですかね・・・・

答えが何百通りも存在するような問いですが、この作品を見るとそんなことが思えてくる。

詳しく書くとネタバレになるですが、
ある人物が物語の最後に壮絶な最後を遂げるのですが、そこのシーンが凄まじく、今でも鮮明に頭の中にのこっているのです。
考えてみればただの紙切れなんですけど、その紙切れに翻弄される人っていうのは難なのでしょうね・・・・

また、これもネタバレになりますが・・・・
「こんな時代だからこそ、夢や希望を語る必要があるんです」(ぼかす100%)
的なことを喋っておりますが、

まあ、この状況ではそれぐらいしか拠り所がないんじゃねーって思ってしまいました。

でも、やっぱり面白い作品にはかわりありません。

劇中を華やかなイケメンやただ「かわいい」とだけ評される美人さんが彩っている作品が多い昨今ですが、渋い男たちが右往左往しながらも信念を曲げずに頑張っている作品を週末見て過ごすのはいかがですかね。

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