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2009年3月10日 (火)

秒速5センチメートル

放送前にあれだけ宣伝のようにブログを更新して、他の人が見てくれることを誘発していたが

おいらは直前まで見るかどうか迷っていた。

実を言うとこの作品は限定版のDVDを持っていて、すでに結末を知っていたのだ。

ふだん、漫画やアニメの完結をみると(特にラブコメ)必ずといっていいほど「こんな終わりかたはいやだ」と日としれず不平を漏らしている。

それはこの作品が終わってしまうという喪失感や寂しさからくるものかもしれないが、大部分が自分の好きなキャラが主人公と結ばれずに終わってしまうということ。

最近でいうと「さくらんぼシンドローム」。三人一緒という終わり方にあらずにいささか不満ではあった。

自分の意見が通らないと癇癪を起こす子供のようだね。

その気持ちが起こった作品の最たるものがこの「秒速5センチメートル」だったのだ。

どうしてあんな終わり方なのか、どうしてこんな結末なのか

どうしても受け入れがたいものがあった。

そこには普段、「バットエンドでもいいやん。ハッピーエンドばかりでつまらない」と息巻いていたおいらの中にも少なからず「ハッピーエンド至上主義」みたいなものが少なからず残っていた事を証明してくれた作品でもあった。

そんなこんなでDVDは持っていたが、最初に見たとき以来、本棚に眠ったままになっていた。

そんな一種のトラウマ的なものになっていたが、今日という日に放映されることがわかり、どうしようかと悩んでいた。

しかし、おいらの行動は明確だった。
放映が始まる前に、体を清めるかのように早めの風呂に入り、日課となった柔軟体操を終えて、テレビの前に鎮座していた。
部屋に居るのは自分だけ。
周りには町の謙遜も聞こえない。ほぼ映画館のような閉鎖的で普段から切り離された世界がそこには出来上がっていた。

どうやらおいらのアニメ好きな心は抑えられないようだった。もしくは乗り越える時が着たのか、その準備が出来たのかもしれない・・・

見終わって、やはり最初見たときの感想が湧き上がってきた。しかし、もう一つだけ湧き上がっていたのはこの結果を受け入れる気持ち。

おいらは評論家でもないので作品がどうとかここが素晴らしいと正確に語ることや記述することができない。
そこは悔やむべき事実だった。

でも、沸き起こる感動や気持ちを言葉という道具を使って伝えることは出来ないだろうかともがくことはできる。
この文章はそのもがきだと思ってください。

このもがきが何の意味を持たないのかもしれないが、おいらにとっては何かの一歩にはなるのかもしれない。

さて、話は変りますが、今日のNHK衛星で続編がきまった「鋼の錬金術師」劇場版が放映されます。

「一回終わった話をどうして掘り返したり、蒸し返すのか、わからん」と続編全否定のおいらですが、

今日もしっかり見たいと思います。

ではでは。

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